資格は入り口にすぎず職業意識をもつ重さを心にきざむ

ホリスティック育自学の探求
 今回のテーマは『子どもの安全・応急手当』です。


 保育所風の子の遠藤です。八王子から発信しています。

元保育所経営者を書類送検 生後5カ月の女児うつぶせで死亡
産経ニュース /2010.3.3 12:09

女性経営者は「監督、監視を怠った私に責任がある」と容疑を認めている。
マットの上でうつぶせに寝かされ死亡した。吐いたミルクなどを気管に詰まらせており、死因は窒息死だった。
 女性経営者はくるみちゃんの泣き声に気づいていたが、隣の部屋でパソコンの操作に熱中し、くるみちゃんを放置して死亡させた疑いが持たれている。
女は保育士の資格を持っていなかった。

 この経営者の真意と、どのような行動がなされたのか、
報道以上のことを

今のボクが解き明かせるわけではありませんが、
ご家族のお気持ちがすこしでも休まり、

今後、このような事件が起きない審理がなされることを
願っています。


 保育士資格をもつ、もたないに関係なく、
保育をする人間には、

非効率な寝かせ方にはこだわるが、寝ついたあとは
無頓着になるという傾向があります


効率性を追求することが、からなずしも好いことばかり
でもない職業であるばかりに、

子どもたちが、こころ落ち着かせながら、気持ちよく、
すこしでも早く深い眠りにつけるように、

時間をかけ、それこそ集団の中にあっても、

マンツーマンに近い状態をつくって、寝つかせることに
一生懸命になります。

 しかし一度、寝ついてしまうと、

子どもの寝ぐずりなどによって、自分たちが定めた
時間の流れと

活動がさまたげられることがなければ、

それは、寝つかせ方がよかったおかげで、
深い眠りにつくことができているという

満足感にも似たこころのあり方が見えかくれするほど、
寝息などの状態に、誰も気を配らないことは多い。


残念がら、この経営者については、すべてにおいて、
自らの目の前にある雑務をこなす以外の

気持ちは失われてしまっていたようです。


 まだまだ一部ですが、とくに乳幼児突然死
症候群(SIDS:シズ)をふせぐ目的で、

寝つかせる段階から、うつぶせ寝をやめることを
徹底するほかに、

表をつくって、5分おきに、子どもの眠りをチェックする
作業を取り入れることが、すすんでいます

しかし、これにも良し悪しはあって、

上の事件が、たとえ資格を有していても起こった
可能性が十分にある事件だったように、

どのような優れた知識や道具、はたまた資格を
もっていようとも、

また反対に、何もなかろうとも、

子どもの命を守る前提の上に、すべての保育業務が
あることを忘れないでいようと思います。

1歳からの座禅の時間:静かなる時(その2)

ホリスティック育自学の探求
 今回のテーマは『子育てと子どもの診かた』です。


 保育所風の子の園長、遠藤です。

近頃の子ども達の中には、自分の力で感情の抑制がきかない
子どもが増えています。

その一部には病名をつけることもできます。

病名がつくことで、「できない子(能力の低い子ども)」といった
偏見やレッテル貼りから開放されることがあります。

でも、そんなふうに病名をつけることで、

割り切りすぎてしまい、お子さんに対して何も働きかけて
あげないのでは意味がありません。


 病名をつけなければならないような状況ではなくとも、

「子どもだから・・・」という大人の思い込みと
決めつけによって、

子どもの内面からの力が大きくのびる機会を
そこなうこともあるかもしれません。

ぐずらないから大丈夫。

子どもらしく、一日中、元気に走りまわっていて
問題らしい問題はない。

・・・ということではなく、

子どもたちが、こころの変化に気づき、脳をつかって、
内面から成長していくためには、

「動」と「静」の時間の区別を、早いうちからつくって
あげることが、とても大切な意味をもっています。

そんなことから、前回に続いて、今日も「座禅」の
方法を具体的に進めたいと思います


 1歳前後になったら、夜、寝る前に一度、

お子さんと向き合って座れる時間があると
いいと思います。

座って、一呼吸おいたところで、「おやすみなさい」と、
目を合わせて言ってあげられるといいですね。


目を合わせて落ち着いて座っていられたら、
少しずつ、お話をしてあげてください。

お話の内容は、今日、一緒に過ごしたことを順に
振り返るだけです。

話や身振り手振りで、楽しませよう、興味をもたせようと
考える必要は、全くありません。

お母さんが、お子さんと一緒に居て幸せだった気持ちを込めて、
ゆっくりと話を伝えてあげられることが大切です。


 お子さんの目線がそれたら、親の方から、
目線を合わせ直し、

バタバタと身体を動かさないでいられる時間をつくって
あげることを心掛けていただきたいと思います。

毎日、繰り返して、少しずつ時間を延ばします。


1歳後半から2歳になったら、正座をすることができます。
今度は、おかあさん座り(正座)を教えましょう。

座り方だけで構いません。長く座れなくても大丈夫!

手がふらふら動き回ったり、身体がフラフラしてしまうなら、
向き合って、

お子さんのヒザの上で、しっかりと手を握ってあげてください。

同じように、一呼吸おいたら、目を合わせて、
おやすみなさいを伝えます。


 こちらも、同じように、昼間に過ごしたことを振り返りながら、
少しずつ時間を延ばします。

1歳も、2歳も3歳も変わらないことは、

無理に時間を延ばすことだけに、大人が気もちを
奪われすぎないことではないかと思います

落ち着いて座り、目線を合わせて話しを聴いていられる
時間を延ばすことを、

明確な目的として、1つ1つ階段をのぼってください。

そのようにして、お子さん自ら、手をお膝の上に置いて、
5分も座っていられるようになったら、

今度は、目をつぶらせます。


目をつぶった状態での目標は、「5秒」です。意外に長いですよ。

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ホリスティック育自学の探究について

 子どもを「育む」とは、子どもを“まもり育てる”行為です。

子育てをする女性が、子どもを大切に想い心肝をくだく行為と同様に、自身のカラダやこころをも大切にし、気負うことなく自ら親としての責任を担い、自らが子どもを育てていく自覚をもてると、もっと幸せに、もっとたのしく子育てができるのではないでしょうか。

お母さんがいきいきと、楽しみながら赤ちゃんと向きあえる、そんな「お母さん自身の生活リズムと、赤ちゃんの心体リズムとの、バランスのとれた子育て」を目指していただきたいなぁということです。

 上手な子育ての方法、というと、心と心の対話を中心としたコミュニケーションが持てはやされています。保育を生業にしながら、

「子どもの心情を受け止める」とか、「子ども自らやる気にさせる言葉かけ」などなど、ある部分、なんとなくわかったつもりで、でも、なんとなく曖昧にしながら、やってきたところがありました。

 正直、今も子どものこころの内の細部までは、(想像つくこともありますが)やっぱり、子どものこころの中は、残念ながら分かりません。

泣かれるから抱いたり、あかちゃんの気持ちを察するゆとりなく抱くことが全てのお母さんも多いと思います。

 でも、よくよく考えたら、子育てってコミュニケーションだけではないんですよね。目の前の子どものあるがままを確認したら、もっと見えるものが出てきます。

そこのところも、もっと知ってもらえたらなぁと思っています。